インターネット上で簡単に取引でき、利用者が増えている投資信託。実は購入時にファンド種類の多さに驚く方も少なくありません。ここでは最近人気のファンドの特徴や自分に合う投資信託の選び方をお教えします。
ここ数年は、バランスファンドとインデックスファンドが人気を集めています。まずバランスファンドの特徴は、中身をあらかじめ決めず、相場を読みながら株や債券、不動産などの割合を運用会社が都度調整してくれる点にあります。
いわば自動運転機能がついたようなファンドで、急な株価の下落が発生したときは安定資産の割合を増やすことで、ファンドの基準価額が下落するリスクを抑えてくれます。
株式や為替など、相場を読むのが難しいマーケットにおいて、こうしたバランスファンドで投資信託の価額下落リスクの軽減を図りながら運用する方が増え、純資産残高も順調に伸ばしています。
その名の通りどんな局面のマーケットにも対応してくれるファンドなので、知識に自信のない方や、運用成績をこまめに確認できない方、投資を始めたいがどのファンドを選べば良いか決められない運用初心者の方などに向いている投資信託と言えます。

もう一つ、インデックスファンドとは日経平均株価やNYダウなど、インデックス指数と呼ばれる経済指標に連動するよう設定されている投資信託です。
目標とする経済指標が決まっている為、運用にあまりコストがかからず手数料が安く設定されているものが多いのが特徴です。
日経平均株価など、ニュースや経済番組でよく目にする指標に連動するファンドを選んでおけば、わざわざ時間をかけて運用成績をチェックしなくてもだいたいの基準価額がわかり安心です。
ファンドの選び方で、コスト抑制重視をする方や今後上昇するであろう経済指標が定まっている方にはお勧めの投資信託です。
投資したいファンドの方向性が決まっても、同じようなテーマで運用しているファンドは複数あります。そんな時はファンドの純資産残高、過去の運用成績、運用停止リスクはないか、満期や信託期間の設定がどうなっているかを比較してみると良いでしょう。

選んではいけないファンドの特徴

今後ご自身の資産を増やしていく上で、選んではいけないファンドの特徴はどんなものがあるか見ていきましょう。
投資信託の運用成績を大きく左右するのが手数料です。投資信託には購入時の手数料、保有期間中の手数料、売却時の手数料と売買をする際に様々なコストが発生します。せっかく運用成績が良くてもコストが高ければそれだけ差し引かれる金額も増えてしまうので注意が必要です。
近年では投資信託の取扱金融機関も増えましたがインターネット証券を中心にノーロード(購入時手数料)が0円のファンドもたくさん登場しています。わざわざ金融機関の窓口へ行って余計な手数料を払う必要はないのです。

また、投資信託の運用停止リスクや信託期間や償還時期(満期)もよく確認してください。純資産残高が小さすぎるファンドは売却による資金の流出で運用の継続が難しくなることや、投資方針に合った運用ができなくなってしまう可能性があります。
ファンドによっては設定時に満期、すなわち償還期限を設けている投資信託もあります。
償還時期が決まっているファンドは運用期間を明確に決めたい方には向いていますが、ご自身の望む運用成果が得られないまま満期を迎えてしまう可能性もあるため、できるだけ償還時期には余裕がある時期にファンドを購入するべきでしょう。
投資信託を選ぶ際に、分配金が出る投資信託を選ぶ方も多いですがこれも注意が必要です。分配金とは純粋にファンドの利益を還元していることもあれば、投資者の元本を削ってファンドの利益以上の金額を還元していることもかなり多くあるからです。
分配金が高いことは決して良いことではなく、ファンドの中身そのものがきちんと運用成績を伸ばせているどうかをしっかり見極めて選ぶ必要があります。