株の取引をするうえで気を付けなければいけないのが仕手株です。仕手株とは株価を意図的に操作することによって利益を得ることです。仕手株を仕掛ける集団を仕手筋と言いますが、彼らは大量の資金を持っています。
最初にすることは狙いをつけた特定の株をその資金力を生かして買い集めることです。株価はじわじわと上がっていきます。一般投資家もじわじわと株価が上がってきていますのでこれからも上がるはずという心理が働き購入するようになります。
1年で10倍というふうに急騰することもあります。仕手筋は株価が上がった時点で一気に売りをかけます。たくさんの株を一気に売り浴びせることで株価は急落しますが、そのときには仕手筋は売り抜けています。大きな利益を出しているはずです。

損をするのは株価の値上がりに合わせて株を購入した一般の投資家です。気が付いた時には株価はかなり下がってしまっているでしょう。比較的高値で購入したのであればかなりの損失をかかえることになってしまいます。
仕手筋は一般投資家には分からないように行動します。株価を吊り上げる時も一気にするのではなくじわじわと行っていきます。1年、2年とかけます。持っている株が仕手株だと分かるのは株価が急落したときです。
掴まされるとかなり危険なため、初心者であっても中級者であっても手を出さないのが無難と言われています。
仕手筋に便乗して高値で売り抜けることができれば大きく利益を出すことができるのですが、株価が上がっているときはつい値上がりを期待してしまうという投資家の心理があります。
そのため、売り抜けるタイミングを逃してしまいがちです。それを逃せば株価が上がることを期待できません。
また、いつ株価が暴落するかについては仕手筋にか分からないものです。彼らが株をうると決めた日が暴落の日です。明日かもしれませんし、1か月後かもしれません。暴落のタイミングが読みにくいということもリスクが高い理由の一つです。

いざという時は諦めて早めに損切りする

仕手株を買わないようにするためには見分けられなければいけません。仕手筋に狙われやすい株には特徴があります。
例えば株価が安いことです。仕手筋は大量の資金を持っていますが、それでも大企業の株価の操作ができるほどではありません。発行株式数が少なく株価が安い銘柄を狙います。
また、できるだけ話題になりにくい地味な銘柄を使います。有名な企業の株が大きく上がり下がりすると話題になってしまい多くの人の目に触れてしまいます。
そのためバレやすくなります。地味な企業ですと人の目に触れにくくバレにくいです。
理由がないのに上昇している株についても注意が必要です。出来高にも注意し、注目される理由がないのに出来高がやたらと多い場合も気を付けましょう。仕手筋により買い注文が集まっているのかもしれません。

もしも持っている株が仕手筋だと気づいたら早めに売るようにしましょう。急騰している間に売ることができれば問題がないですが、問題は暴落してしまってから気づいたケースです。その場合も損失を覚悟して早めに売ってしまうほうがいいでしょう。
仕手株は適正値よりも大幅に高値がつけられていることがほとんどです。高値になっていたものが適正値に戻っただけですので、今後の値上がりは期待できません。
損切りをして他の銘柄で資金を取り戻すほうがいいでしょう。塩漬けにするほうが損は大きくなります。
仕手株に便乗して儲けることは可能ですが、リスクも高いためおすすめできる方法ではありません。仕手かどうかを見分けることも必要です。
また、もし掴まされてしまったら損益を考えずに早めに売り抜けるようにしましょう。そうすることで大切な資産を守ることができます。