投資ができる金融商品にはさまざまなものがあります。お金を増やすために行うものですので、多くの人が失敗に対して過敏になり、さまざまな情報を得てから取引を行おうとします。中には人にアドバイスを求めたり、セミナーに通ってみる人もいるでしょう。

そこで注意しなくてはならないのが金融被害です。自分の判断で会社を通して金融商品の取引をしている場合、その会社が営業許可を得ているしっかりとした会社であればそれほど心配する必要はありません。しかし中にはセミナーなどで人を集め、巨額の資金を集める投資詐欺が発生することもあります。詐欺には様々な手口がありますので、まさか自分がひっかかるわけがないと思っている人ほど注意が必要です。

友人の紹介だからと言って信用してはなりません。悪徳業者はあの手この手を使って人を集め、巧みな話術で資金を集めようとします。最初のうちはしっかりと分配金が入ることもあるため、安心してしまうこともあります。しかしすぐに分配金が止まり、投資に失敗して資金がなくなったなど、さまざまな理由をつけて資金を持って消えてしまうのです。投資詐欺はいつの時代にもありますが、特に金融被害にあいやすいのが金融リテラシーの低い人です。お金はたくさんあって危機感や管理能力が低い人ほど、悪徳業者のカモになりやすいのです。

詐欺の被害にあわないために大切なのは、相手の話をうのみにしないことです。おいしい話には必ず裏があります。また、絶対にお金を借りてまで投資に手を出してはなりません。安全な投資と言われているような金融商品でも、必ずリスクはあります。損失が出た時にカバーできるだけの資金力がなければ、生活そのものが成り立たなくなってしまうこともあります。

1人1人から集めた資金は少額だとしても、複数の人から受け取ることで巨額の資金となります。また集団心理は注意が必要です。周りの人がお金を預けているから大丈夫という安心感は、冷静な判断力を鈍らせます。引っかかってしまう人は1対1のやり取りよりも、集団の中で安心して資金を預けてしまう傾向にあります。

もし被害にあってしまったときはすぐに相談、通報を!

様々な手口で騙す詐欺のプロですので、最初のうちは騙されていることにすら気づかないこともあります。気づいたころには手遅れで、業者はどこかに消えてしまっているかもしれません。しかしすぐに消費者センターや警察、金融庁に相談、通報することが大切です。

こうした金融被害の二次被害に遭う人もいます。取引をするにあたって業者に個人情報を提供してしまっていると、その個人情報もまた売り物になるのです。騙すことに成功した人のリストですので、今度は司法書士や弁護士などを名乗って近づいてくる人がいるかもしれません。お金を取り戻したいという一心で相談した結果、多額の費用を搾取されてすっからかんになってしまうこともあります。

このような被害に遭わないためには、金融リテラシーを磨きましょう。まず取引する会社のことを徹底的に調べる癖をつけましょう。金融庁のホームページには業者のリストがあります。
正規の業者であれば名前を見つけることができますので、まず正規の業者かどうか判断することが大切です。中には巧妙に名前を似せている業者もいます。ライセンスの番号と名称が一致しているかどうかを確認しましょう。
他の人の通報によって、注意喚起されている業者もあります。ネットで検索すれば簡単にヒットします。取引する会社の所在や電話番号の有無も確認しましょう。ただ住所があるだけではだめです。バーチャルオフィスの可能性もあります。
同じ住所に複数の会社が入っているような場合には注意が必要です。

人のアドバイスを仰いだり相談することは決して悪いことではありません。しかし相手はしっかりと見極めなくてはなりません。特に年配の人はカモにされやすいので、知識をつけて対抗しなくてはなりません。